脱北
生きる為に逃げる
生きていくのに厳しすぎる現状を捨てて、
国から逃げ出す人が後を絶ちません。
そりゃそうですよね。
仕事もなく食べ物もなく、
働こうとしても理不尽な理由で逮捕される。
まともな人ほど苦しくなる場所なんて、
逃げたくなって当たり前です。
では、実際にどうやって逃げているかと言うと、
隣接している韓国への向かう?
これは、陸路で行けますが、軍事境界線があり
国境を警備する軍人たちが多くいる為、
かなり厳しいとされています。
人目に付かない様に草むらや山道を抜けようとしても
付近には地雷原があり、とても回避できるものではありません。
そうとうな体力と根性があれば、
海岸を泳いで渡るという強者もいるらしいです。
韓国がダメなら中国に?
韓国同様に隣接している中国への脱出が、
比較的にマシだと言われています。
基本的には、冬場を待って凍った河の上を渡るそうです。
北朝鮮と中国の間に流れている河は、
短いものでは、10m位の場所もあるので、
見つからなければ、渡る事自体は難しくは無いです。
無事に中国に渡れた!
と、喜びたいのもつかの間。
中国側では、脱北者を見つけ次第、
北朝鮮に強制送還する国の方針があります。
難民ではなく、不法入国者ということですね。
その為、中国でも気が抜けません。
脱北者を支援してくれる団体や民間人に協力を仰ぎ、
そこから、さらに外国へと逃げます。
タイ、ベトナム、ミャンマー、韓国。
一番多いのは、やはり言葉が通じる韓国です。
韓国では、脱北者に対して支援金の支給があります。
最低限の生活と教育を受けられる制度もあります。
しかし、充分とは言えないものなので、
そこからの生活苦に悩まされる人も多いようです。
まぁ、元居た場所に比べたら、大分マシな様です。
苦しみから逃げ出して、新たな生活を手に入れた人々には、
幸せになってもらいたいですね。
時によっては、現代社会における我々にも
逃げるという選択肢は有効なのかもしれないです。
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