29歳で史上最年少優勝
かつて9割を超える的中率を誇った弓道の増渕敦人選手は、
中高年世代が最も充実すると言われる弓道の常識を覆した。
しかし翌年、矢を全て的中させたにもかかわらず予選敗退。
結論から言うと、単なる的当てで弓道ではないという理由だった。
私は、弓道の事は全く知りませんが、
感想としては、なんだかモヤモヤですね~。
今回に関しては弓道という武道だったので、
ある意味評価を受け辛かった事もあります。
もしこれがアーチェリーだったり、外国だったりと考えると、
また別の評価が在ったかも知れません。
全て的中させたのに負けたという事は、
それ以外に評価基準があったという事ですかね。
気になったので、実際に調べてみましたが、
やはり入場時の振る舞いも点数に影響がある様です。
審査員たちが、じーっと見ていました(笑
武道として捉えるなら、演舞と言ったところ?
「正射正中」
弓道においては、正しく射つ。
という事が求められるそうです。
一見、最初の内容からすると、
若い人の腕前を妬んだ結果かと思う所でしたが、
競技には様々な目的があったりするので、
コレに関しても一概に当てれば良いという事ではなさそうです。
完全に結果を出しているのに、
それが認められないというジレンマ。
実際、増渕さん本人も相当苦悩したそうです。
今でも終わりなき探究を続け、
弓道に打ち込んでいるとの事です。
プライドを捨て、根本から自分の型を崩して、
正に、1から弓道を求めたそうです。
「天皇杯」
全国の弓道家たちが目指す最高峰の大会だそうです。
29歳の時に、この天皇杯で全ての的を射たが敗退。
この理解不能な屈辱を受けた増渕さんは、
20年の歳月を得て、技術ではなく心の鍛錬に挑む。
ここまでの想いを掛けられるってすごいですよね。
いつもながらアスリートのストイックさには尊敬してしまいます。
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